

Lesson2
ゴルフのスイングにおける身体の回転方向、足の使い方
GRF打法の力がどのように体に作用するかを理解する
さてここからはGRF打法の足の使い方によって、
ゴルフスイングにどんな形で身体が動くのかについて
解説していきます。
1、左右の足を交互に前後させる動き
右足は、踵からつま先
左足は、つま先から踵
右足と左足を交互に前後させる動きです。
バックスイングでは右足の踵、左足のつま先
ダウンスイングでは、右足のつま先から左足の踵
右足は踵からつま先へと、重心の移動を主に
身体の横回転に作用する脚の使い方です。
2、地面を踏み込んで蹴る脚の動き
脚を踏み込んでから地面を蹴る(伸ばす)脚の動きです。
切り返しで曲げた左脚を思い切り伸ばしながら
右脚も徐々に蹴り込んで行きます。
主に、身体の縦回転に作用する脚の動きです。
3、両足を伸ばす動き
左右の脚をフォロースルーで伸ばしていく動きです。
インパクト後に左右の脚を伸ばすことで
クラブを滑らかに動かすと共に、
爆発的なスピードを生みます。
スイング中の3つの身体の回転の動き
この動画では、三種類の身体の回転がどのように
ゴルフスイングに取り入れられているかを説明します。
1、【水平回転】
イメージは野球のスイングに近い動きです。
右の踵 →つま先 左のつま先 → 踵 といった具合に
交互に抜重をしながらスイングします。
縦の地面反力ではなく、主に横の地面反力に頼った力の出し方です。
2、【肩の縦回転】
ゴルフは地面にボールがありますので、
どうしても前傾姿勢が必要になってきます。
縦に肩を動かすとき、脚の動きは右足と左足が交互に
伸ばして縮むような縦の動きをおこないます。
これにより、脚の力が直接骨盤に伝わるため、骨盤が斜めに動き、
前傾姿勢を保ったままスイングが行えますし、
肩の回転方向と同じ方向に向かって腕を動かせるので、
力を逃がすことなくスピードを上げることが可能です。
地面反力を使たスイングで一番重要なのがこの脚の使い方です。
3、【フォロースルーで身体を起こしていく回転】
インパクトの直後から身体が起き上がっていくこの動きは
遠心力でクラブが地面に向かっていく力と反対に動くことで、
クラブヘッドが地面に突っ込まずに、インパクト直後に
低く長く滑るような動きをもたらせてくれるのと
動きを止めずにフィニッシュまでクラブヘッドを回しきる
スイングを可能にします。